前編はこちら⬇︎
1.手術当日
前日は爆睡。7時頃に気持ちよく目覚めました。手術は14時頃になるとのことだったので、術後動けない事を想定して、身の回りの整理整頓をしました。手の届く所に、
- お水
- 携帯
- 携帯の充電器
- テレビのリモコン
- メガネ
を置いておきました。
2.いよいよ手術室へ
手術室へは自分で歩いて行きました。着いたら、陽気なおじいちゃん先生が待っていてくれ(後に麻酔科の先生だと気づきました)、世間話をしながら自分で手術台へ上がりました。
身包み剥がされ、「背中丸めて〜」「皮膚の麻酔をするからちょっとチクっとするよ〜」「次は押される感じがしまーす」と言われるがままにどんどん準備が進んでいきました。背中に注射なんて生まれて初めてで、ドキドキでした。
私は恐らく、脊髄くも膜下硬膜外併用麻酔背中の2か所に針を刺す方法というやつで、皮膚の局所麻酔とチューブを入れる注射を2回ずつ打ちました。
詳しくはこちら。Q&A方式で詳しく教えてくれます。
引用元:帝王切開の麻酔Q&A|一般社団法人 日本産科麻酔学会https://www.jsoap.com/general/c_section
麻酔が無事入って、ものの数秒で脚が重く動かなくなってきました。
色々な方の出産レポを読ませていただいたところ、麻酔が効いているか確かめるために氷で冷たさを感じるかチェックがあると書いている方が多かったので、あるだろうと確信していました。
だがしかし、効き始めてから数分後くらいに夫が呼ばれ(コロナ禍でしたがパパの立ち会いはOKでした)、
主治医のDr「はい、では今から赤ちゃんだしていくからねー!」
!!!!!
手術室に入って20分程しか経っていませんでした。
それに氷は!?ないの!?!?
麻酔効いてる!?100%で効いてる!?
私があわあわしているうちに手術が始まりました。麻酔をしたら痛みはなくなりますが、触っている感覚は全然あるので、なんとなく切られ、引っ張られたり押されたりしているのもよくわかりました。恐ろしくて恐ろしくて夫の腕にアザができるほど握りしめていました。
全然痛かったりはなかったので、やはりしっかり麻酔は効いていたようです。よかった。疑ってごめんなさい。
本当にあっという間に
「おぎゃあぁ〜〜」
と聞こえてきました。先生が取り出した赤ちゃんを見せてくれ、
「元気な女の子です。」
と、聞いた時にはやはり涙が出てきました。
無事産まれたという安堵と、自分生きててよかったという安堵と、帝王切開怖い‼︎という3種類の涙だったかなと思います。
出産後は胎盤を出したり、縫ったりまだまだ続きがあったので、
「眠くなるお薬入れますので、ゆっくり寝てくださーい」
と言われ、うつろうつろなりながら少し眠りました。
3.バースプラン
事前にバースプランを出していたのですが、
- いちお薬剤師なので、薬を使う際は使う前に薬品名を教えてほしい(心構えをしたい)
- 2人目の出産だけど、初産だと思って全て教えてほしい(5年前の記憶は皆無)
- 産まれたらなるべくすぐ上の子に赤ちゃんを会わせてあげたい(楽しみにしていた)
他にもいくつか書きましたが、主なのがこんな感じでした。
先生や看護師さんのご協力あって、ほぼほぼ達成できました。
4.産後
気づいたらお腹は縫い終わり、上の子がぴょこぴょこ近くにいて、自分の部屋まで移動していました。束の間の上の子との久々の再会(前日の朝会っている)を楽しみました。
痛みはというと、まだ麻酔が効いていて朦朧としているのもあるのか痛くはありませんでした。ただ脚が鉛のように重く動かないのに衝撃を受けました。つねっても痛くもないし。歯医者さんの局所麻酔と同じ感覚で、感覚が鈍くて自分の脚ではないような、痺れているような感覚でした。
この足の感覚が無い状態ですが、手術翌日の昼頃には良くなっていたと思います。その頃には産まれたての子鹿のようにぷるぷる歩いていたので。
5.退院まで
産後1週間入院しました。
産後の経過は良好で、5年ぶりの新生児とのふれあいを楽しんだり、美味しいごはんを堪能したり、マンガを読んだり。上の子と離れてるのは寂しかったですが、入院生活を大いに満喫しました。
6.初めての帝王切開を終えて
術後しばらくは手術の傷なのか、後陣痛なのか、背中のチューブがずれて痛いのか、痛いことは痛かったですが、必ず前の日より痛みがどんどん無くなっていったので、そんなに辛くはなかったです。
一人目は普通分娩でしたが、どっちが辛かったかと言われると、、どっちも大変でした。楽な出産なんてないな〜と改めて思いました。
産み方は関係なく、我が子は本当に愛おしい。
こんなに愛おしい存在に出会えて、妊娠中や出産・産後関わってくれた全ての方々に本当に感謝です。